昨日、息子がCoderdojoに行っている間に近所のブクオフで見つけたRichard Bonaの”Tiki”というアルバムを開けたら、なんと懐かしい「ライナーノート」というものが出てきた。
2005年に発売されたCDですこれ。
もう若い世代では知らない人の方が多いんだろうが、昔は外タレのレコードには日本人のヒョーロンカの書きなぐった与太話がオマケに付けられていたのだ。
それが「ライナーノート」である。複数形で「ライナーノーツ」と呼ぶことの方が多いか。
で、このライナーノートには、同じアーティストの2作前のアルバムの悪口がいきなり書かれていた。
あるんですよ。というか、あったんですよ。新作を褒めるために旧作を貶すライナーノーツ。酒井康なんてよくこういう書き方してたような気がします。
これは誰が書いてるんだろうなあと思って見たら、
「宮子和眞」
知らないなあ。誰だろこれ?
検索してみたらミュージック・マガジン系のライターらしいんですが。うーん、知らない。もともと日本の音楽雑誌読まなくなって25年以上ですからね。
でも、いまどきこんなあからさまに旧作貶してたら炎上するんじゃないですか? だってこれ、リチャード・ボナが好きな人がカネ出して買うもんでしょ? そういうとこに普通書かんだろ。
というわけでライナーノートが印刷された紙はゴミ箱に直行。
ちなみに私はこの人が貶している「Munia」愛聴してます。Amazonでも高評価ですねえ。
ライナーノーツなる与太紙がこの世から滅びた理由が何となくわかったよね。「お前の好みなんぞ聞いとらんわボケ、チラシの裏にでも書いてろ」ってなるもん。