環境省が昨日発表した統計資料によると、今年1月から12月までに日本全国で捕獲され殺されたツキノワグマは、何と4251頭だそうです。ちなみに日本全国の推定生息頭数はこのジェノサイドが始まる前で最小8400、最多で12000頭。最小の推測値を採ると年間で日本全国のツキノワグマの半数が殺されたことになります。
ちなみに年間の人的被害は死傷者147人、うち死者5人。ただしこれはヒグマによる被害も含む数字。
これはちょっとやり過ぎではないでしょうか。いくらなんでも。
実際には、例えばトウガラシスプレーで痛い目に遭わせた上で深山に放獣するという対策も存在するのですが、どういうわけか(めんどくさいのか?)、捕まえたら殺す以外のことを日本ではやっていないのですね。
しかしですよ。仮に日本の山からツキノワグマを消去して、それで全て上手く行くとは私には思えないんだなあ。ニホンオオカミを消去したら生態系が狂ってニホンカモシカが激増したように。これは少しお金を使ってでも保護していく段階に入ってしまったと思いますね、ツキノワグマ。そう思いませんか?
とりあえず環境省にメール、出してみました。「もう少しやりようがあるでしょう」と。
環境省の意見受付窓口はこちら。
http://www.env.go.jp/moe-mail.html