10年の眠りから覚めるレイダック

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 友人が昔使っていたロードレーサーを生き返らせたいというので、下見に行ってきました。当時、彼女は私と同じアパートに住んでいまして、ある日突然、アパートの廊下に巨大な段ボール箱が置かれていたのをまだ鮮明に覚えています。それが1991年でした。中から出てきたのはブリヂストン・レイダックの割と安価なモデル。今やレイダックなんてブランドは消滅していますが(現在のブリヂストンのスポーツ車はアンカーという名前)・・・・

 あれから17年。記憶の中のそのロードレーサーから比較すると、ずいぶんやつれた雰囲気でしたが、フレームそのものはまだまだ充分に生きていました。パーツはハンドルとステムだけ残し、後はホイールも含めて全交換するしかありませんけれども、私がちょっと前まで使っていたパーツ群があるので、それらをそのまま移植する予定です。

 それにしても懐かしいですね。このグラデーション塗装されたクロモリフレーム。私のロードレーサーはこれより古い1986年製(1987年モデルのパナソニックPT-1000)なんですが、メーカーは違えど雰囲気はそっくり。当時はこの感じが流行っていたんです。

 皆さんの家にも、ふた昔前のロードレーサーが眠ってませんか? こういうのをきちんと整備して乗るというのは、結構粋だと思いますよ。

(レイダックの後ろにはアラヤのマディ・フォックスとかジャイアントのCADEXなんて、こちらも懐かしいフレームたちが、眠りから覚めるのを待っています。ジャイアントの方は近日復活予定。)