父親の 毒舌で知る 真のエコ

昨日の朝、壊れた体重計を私が解体しておりますと、さっそく息子が様子を見に登場しました。

「父ちゃん何やってるの?」
「体重計壊れちゃったから分解してるんだよ。」
「何で?」
「プラスチックはプラスチックで、金属は金属で、電子回路は電子回路で捨てなきゃいけないからね。」
「それがエコってことだね!」←環境問題関連の図鑑が大好き
「しかしまあこの体重計はダメだな。設計が。ほら、このアルミの板がプラスチックの本体に糊付けされてるだろ。めっちゃ外しにくい(と言いながら大型のマイナスドライバーでこじる)。」
「外しにくいのはダメなの?」
「分解するのに手間がかかるだろ。」
「どういうのが良いの?」
「作りやすく解体しやすいのが良い設計。作りやすいけど解体しにくいこれはダメ設計。作りにくく解体しにくいのはクソ設計だ。」
「そうか! 作りやすいのや、分解しやすいのは、それだけ手間がかからないから、作るのにも捨てるのにもお金がかからないから、みんなが得するんだね!」
「お前鋭いな」
「この体重計の部品も、接着するのよりは上からパチッとはめ込むだけの設計にすれば良かったんだ!」
「その通り」

この後、早速息子は母親のところに行って、正しいエコ設計とはどういうものか、何故作りやすく分解しやすいものがベストなのかを一所懸命に説明しておりました。

小学校1年生の1学期に既に労働価値説を直感的に理解してしまったガキの行く末が代々木ではないことを祈ります。もちろん予備校と政党両方ダメです。