問題無し

 以前、反原発イベントに勝手にホクレアやナイノア氏の名前を使っちゃって良いのかなという記事を書きました。この件についてポリネシア航海協会に問い合わせたところ、「原発が社会に与える負の影響への関心を平和的に喚起しようとするイベントであれば問題は無い」との回答をいただきました。

 平和的にという所が大事かなと個人的には思います。

 つまり・・・・アースデイ瀬戸内実行委員長の松村さんが以前にどこかで書いておられましたが、原発には負の側面だけではなく、例えば原発が無くなると即路頭に迷うような人々も存在しているわけで、ただ頭ごなしに原発反対とだけやっていても、そういう場には逆の立場の人はやってこない。言い換えれば最初から結論ありきの場にしかならない。

 こういう複雑な問題を考えようとするのであれば、対立する意見の持ち主に対しても平和的に接して、相手の主張も受け入れていかないとダメなのではないか。そういう含意も込められてpeacefullyという言葉をポリネシア航海協会は使っているのではないかなと私は思いました。