LINEの普及がもたらした日本の若い男の恋愛能力低下に関する考察

最初に結論を書きます。LINEの普及と少子化には今後、因果関係が発生するかもしれません。

LINEはあまりにも「簡単に異性と連絡が取れる」がために、せっかく知り合った異性について、ちょっとでも「めんどくさ!」と思ったら「既読スルー」で関係を切ってしまうのかもしれません。

その結果として、手間や時間をかけてお互いのことを理解していくプロセスを経験することが無くなり、必然的に異性と「友達」を越えて(boyfriend/girlfriendでもdating partnerでも良いですが)親密になるためのスキルが低下しているのではないか・・・。というようなことを、「せっかく知り合ってもすぐにLINEの返事が返って来なくなるんです」というキラキラ女子たちの嘆きを聞きながら最近考えたのでした。

私が大学生だった頃、つまり携帯電話もメールも無かった時代にデートの約束を取り付けるハードルの高さは、今とは比べものにならなかったですからね。せっかく掴んだきっかけは、それぞれ大事に大事に育てて、可能な限り「切れない」ようにしたもんですよ。

私なんか「門限20:15、電話は5分以内」という鬼畜なルールの女子寮においでの方と付き合ってたことがあります。テレコミュニケーションでコンタクトする機会の貴重さたるや言語道断、じゃなくて空前絶後。手紙やハガキも活用しまくってましたよ(あの女子寮が廃止されたと聞いた瞬間、天に拳を突き上げましたよ。その頃既に現在の妻との間に息子も生まれていたのに)。

今はLINEのアカウントまでなら簡単に教えてもらえるみたいだし、だから声かけも簡単。で、少しでも「合わない」とか「めんどくさい」と思ったら切って次の札を引く・・・・。

結果として恋人がいつまで経っても出来ないんじゃないのか草食男ども(怒) 

だいたいさあ、比較的若い日本人男性という以外に何の売りも無い連中が、女の子と関係作るのめんどくさがってったら恋愛スキルがいつまで経ってもアップしないじゃない。

そんな状態で、いざ「この相手は掴まえたい」って女性に出会っても、君たち何にも出来ないよ?