ガリー・クボタ記者の記事がまた出ました。船団のクルーたちはポンペイの環境保護団体を訪問して、海面上昇の深刻な被害を目の当たりにしたとのこと。
http://starbulletin.com/2007/03/04/news/story05.html
ちなみにサタワル島は海面から一番高いところでも4メートルありません。だからこの調子でいけばミクロネシアの伝統的航海術の島々も波間に消えると。
だいたい、あまり言及されることがありませんけども、海面上昇の被害が最も深刻なツバル。あの国もまたポリネシア人の国です。かつて航海カヌーを駆って太平洋を渡ってきたポリネシア人たちが築いた国の一つ。それがツバル。もうすぐ波間に消えるかもしれませんが。
とりあえず巨視的に言えば次のアメリカ大統領選挙で共和党が勝たないことを真剣にお祈りしつつ、手近なところでは自家用車の使用を積極的に控えていくしかありませんね。個人的には今の自動車関連諸税や燃料価格はもっと高くなってもしょうがないと思いますし、世帯あたりの保有台数で累進課税をかけても良いとも思っています。何か現在の生活水準のある部分を積極的に放棄しなければいけない段階に来ているのではないか。大きなSUVを一人で乗り回しながら有機無農薬野菜を食べ、飛行機にじゃんじゃん乗って異国の大自然でアウトドア・アクティヴィティを満喫するような見せかけのロハスは、そろそろ店じまいにした方が良いのではないか、と感じませんか。