この航空写真を見てください。1枚目の航空写真。
どこだかわかりますか? これ、ハンブルクの郊外の住宅地です。住宅地ですよ。先週末行われた自転車ロードレース「ヴァッテンフォール・サイクラシックス」のゴール付近の空撮画像がこれです。
いや、私も中継を見ていておどろいたんですよ。ヘリコプターからの鳥瞰になると、どう見てもただの森林ですよね。でもバイクカメラからだと、木々の下を走り抜ける選手たちや住宅が見えている。
まあ、住宅の密度もかなり低いからこそ、この過激な緑被率が実現しているのでしょうけれどもね。でも、2枚目の空撮写真を見てくださいよ。これはどこだかわかります? これは町田市。町田市南大谷の「埴の丘」というコーポラティブ住宅です。
ハンブルクほどではないにしても、かなり良い線行っていると思いませんか? これ、小田急の玉川学園前と町田のちょうど中間にあります。町田駅から道のりで2キロくらいかな。
NPO法人「南山の自然を守り育てる会」や南山東部地区区画整理組合が目指しているのが、この「埴の丘」レベルの緑被率の街作りです。まだまだ解決すべき課題は多いですから、現時点でこれが100%実現するとは言えないですが、ついにあの甲斐徹郎さんまで知恵を貸してくれようかという話になってますからね。可能性は充分にある。
本当にこれくらいのレベルで街作りがやれるんだったら、それはもう捨てたもんじゃないですよ。タヌキだって余裕で生きていけるでしょ。だって、言っちゃあなんですがタヌキなら多摩ニュータウンの中でも普通に出没してますからね。