里山の樹齢150年のアスナロは切り時で使い時でしょうよ

神戸市の港に富山の氷見の山村から持ってきた大きな針葉樹のクリスマスツリー。

樹齢150年(推定)のアスナロだかアスナロヒノキだからしいのですが、これが残酷だとか商業主義だとか言われてネット炎上してるとか。

ん~~~~? ニューヨークのロックフェラーセンターのクリスマスツリーと何か違うんか? 

グーグルマップで見てみたら伐採した場所ってモロに村の中のいわゆる里山。材木や肥料を取るための農用林で、地権者から買ったんだか無料で寄贈されたんだかわかりませんが、合法的にもらって来ているもんですよ。

これが白神山地の天然林の中の樹齢600年の木だとか、神社のご神木の超でっかいやつだとかなら、わざわざそんなもん使わんでもと思うのだが、どう見てもこれはいつか材木にして売るか自分で使うかするために現地権者の何代か前のご先祖さんが植えておいた木で、150年でちょうど売り時、使い時じゃないですか。

抜いた跡が寂しければまた何か植えておけば良いだけだし。

ホムセンにいっぱいあるラジアタパインの集成材だって樹齢100年くらいの使ってるし、レッドリストだとヤバい方から4番目のENDANGEREDだ。

アスナロはレッドリストだと全くヤバくない一番下のLEAST CONCERNな。

批判している人たちの言説を見ると、日本の里山について全く勉強していないような情緒的なものと、あとは糸井重里がPRを請け負っているんでアンチ糸井な人(山本一郎とか)と半々? 

いずれにしてもこれは、まあ確かにデザイン的にイマイチなツリーだし宣伝も情緒過多だし、俺もイトイさんに宣伝して欲しいしと、やや眉をひそめるところもありますが、公平に見て叩いている方が下品だしバカだなと思いました。