「女子」が「女子」として存在出来る田舎の大事さ

2011年11月25日にサンシャインシティ文化会館で行われた「シアワセの島づくりワークショップ」です。3年ゼミから4つのアイデアを提案しました(全体では118件)。

内容はそれなりに熱く、悪いイベントではなかったと思います。ただ、画像を見ていただければわかるように、色気というものがあまりにも乏しい。おじさん、そしてすっぴんのおばさんが大半という会場で、一カ所やたらまぶしく光輝いていたのが、ただ一人参加した立教女子でした(もともと彼女は美人なのですが)。

加藤ゼミから提案した「女子プロデュースのお土産」「島で女子会」という案が注目を集めたのも、そもそもおじさんおばさんしか居ない「島おこし」の世界で、消費文化にどっぷり漬かった「女子」の世界観が珍しかったからだと思います。

ここで大事なのは、「女子」を日焼けすっぴんのアウトドアねえさんに変換して島に移そうとしないこと。「森ガール」「山ガール」がヒットしたのは、消費文化を否定せず、「女子」を否定しなかったからでしょう。

もう一つガチのアウトドアウィメンが抱える問題は、ニューエイジ経由で各種の怪しげな環境左翼運動に容易に取り込まれてしまうこと。そちら側に落ちてしまえば、永遠のマイナーサイドは確定です。大都市の消費文化を受容している日本社会の主流派は「引いて」しまいます。

「女子」が「女子」のまま訪れられるような場所を創る。これからの田舎再生にはとても大切なことです。