平針の山林開発事案。
同地が部分保全では駄目な理由として、ため池や各種の林を合わせた全体が貴重なのだという意見が結構あります。これは本当に凄い、日本の宝なのだと。
それをひとまず信じて一つの案を考えてみました。
有料施設として、入場料収入で名古屋市が用意した20億と地権者の言い値25億の差額5億を捻出出来ないか?
山林と農地を合わせた面積が10ヘクタール。その集客力を、日本でも最強クラスのエコツーリズムのデスティネーションである知床五湖エリアと同等と仮定します。知床五湖エリアに入場規制がかかる直前の年間入り込み客数が50万人。1日当たり1340人ですね。知床五湖エリアの面積が55ヘクタールだから、平針里山の面積は18%になる。そこで年間に入れる客の数も18%として9万人。あまり大量の人を入れると過剰使用になりますし、知床五湖エリアの年間50万は過剰使用だという現地ガイドの声もありましたから。
念のため、高尾山と同等で計算した数字も使いましょうか。
高尾山504ヘクタール/250万人だから、こちらに合わせると年間5万人・・・・・見なかったことにしよう。
入場料はすぐ近くにある東山動植物園と同じ、大人500円。ハンデを付けて、老人割引や子供割引は無し。9万人×500円=4500万円が年間売り上げですね。常勤職員を2名置いて管理するとして・・・・あかんわ。職員人件費と設備管理費がギリギリ賄えるかどうかで、5億も借りたら金利が雪だるま式に増えるだけやの。
じゃあこうしよう。施設の管理は指定管理者制度を使って保全団体に丸投げ。名古屋市から施設の維持管理費は払わないで、入場料収入は全部を借り入れ資金の返済に回す。これだ! これなら一番甘い見通しで、20年くらいで5億返せるじゃないか。
とはいえ、入場料を取るとなると、回りを柵で囲って入場ゲートやトイレ、駐車場など各種設備も必要なんだよなあ。ま、その辺は別予算で名古屋市が出してくれるってことにしといて。国内最強のブランドの一つであるジブリブランドにも、燃料投下の責任を取って手助けしてもらいましょうよ。愛知万博の際に「さつきとメイの家」であんだけ人が入ったのだから、今度はその平針の山林に「カンタのおばあちゃんの家」を作って(古民家移築でもいいや)、平針限定のトトログッズも園内で売る。「平針トトロの森フィールドミュージアム」とか名付けてね。これで何とかならんかのう。
・・・・そういえば南山の地権者さんである「よみうりランド」の園内にも、ジブリグッズをいっぱい並べたショップがあったよな・・・・(笑)
あ。もう一つ思い出した。そのうち私が相続することになる不動産の一つは天白区内にあるんだったよ!! 何と迂闊な。
追記:などという提案を問題の保全団体のブログでしてみたのですが、返ってくる反応は「お前、業者の関係者だろ」みたいなのばっかりでして(苦笑)。あの異様にブランドマネージメントにシビアなジブリが(三鷹市商工会方面からの口コミ情報)、業者さんの社員の実名挙げてヤクザだの何だの書き殴る運動に版権下ろすはずもなく、この目は無いなと。
団体の事務局長氏のブログも
http://blog.goo.ne.jp/koutarou-ito/e/27442ff590689786522fbcfdf2dceac5
何だか岐阜と名古屋の地域対立みたいな構図を作ろうとしているし、まあ、あれですね。もういいや。頑張ってください。おしまい。