米軍多摩サービス補助施設の中は

 昨日は知人のジョンに誘われて、米軍多摩サービス補助施設の中をシクロクロスバイクで走ってきました。5月22日に開催されるMTBレースのコースを一通り走らせてもらったわけですが、いや凄かった。日本最高のMTBコースの一つとマイキー(先週からテレビ神奈川「ハマランチョFriday!」の司会をしている男です)が太鼓判を押すだけのことはありますね。コースの多様性も難易度も、かつての南山を軽くしのぐレベル。正直、私の技術とシクロクロスバイクではこなせない部分も沢山ありました。ペイントボールエリアの周囲にある豪快な2段ドロップオフや3段ドロップオフなど、かなりの技術があるライダーでないと行けませんね。私は素直に担いで降りましたよ。

 ちなみに多摩サービス補助施設内の植生は、開発が始まる前の南山にかなり近いです。下草刈りはほとんどされていないので、アズマネザサが鬱蒼と茂っているエリアも多かったかな。生えている木々も基本的には同じなんですが、舗装路の周辺には見事な株立ちや一本立ちの広葉樹の大木が沢山ありました。

 この施設、この立地でこれだけの規模と設備ですから、米軍がここの返還に応じる可能性は極めて低いでしょうね。

 とはいえ。

 都とか稲城市にこれが託されたとしたらどうなるのかなあと考えてみたんですが、稲城市では確実に維持しきれないでしょうし、都立公園になれば今の1万倍くらいの利用者が入り込んでオーバーユース状態になるでしょう。そして「あれやっちゃだめ」「そこ入っちゃだめ」というルールも100倍くらい増えて、当然ながら山をMTBで走ることなど絶対禁止(小山田緑地なんか自転車乗り入れ禁止ですから)。

 もしかしたら、ここは取り敢えずこのまま米軍多摩サービス補助施設として続いていくのが一番良いのかもしれないな。