狂気

 平針の山林の樹木伐採が始まってからのツイッターを眺めていると、活動家たちがどんどんヤバい方面に暴走していっているのがわかります。

 伐採が始まった翌日には、東京の著名な環境活動家が伐採を請け負った業者さんの社名や、地権者である不動産業者の社長の名前をツイッターで公開。続いて別の人物が、開発地域に学校を建設しようとしている会社の社長の人格攻撃を開始。更に不動産業者を人格的に罵倒する書き込みも幾つか行われます。

 また、前述の東京の活動家が、COP10で名古屋に集結中の全世界の環境活動家に呼び掛けて現地に連れて行くエクスカージョンを企画したと発表。不動産業者さんに資金を融資しているとされる銀行の名前も書き込まれ、この銀行への問い合わせメール送信ページへのリンクと、抗議メール送信が呼び掛けられました。

 ここまでのツイートは、いずれも大量のリツイートでネット上に散布されていきます。

 そんなことして一体何になる? 零細デベロッパーへの憎悪を煽り、下請け造園業者への憎悪を煽り、通りすがりの活動家たちが気勢を上げて現場に殺到する。そんな行動の先にどんな未来があるというのでしょうか? 自分たちの信じる正義の為なら何を言っても良いの? 何をやっても許されるの? 宮崎駿の映画のどれか一つでも、そんな価値観を肯定するものはあったの?

 あなたたち、もう自分の家にお帰りなさい。