私は入社後3ヶ月も研修させてくれて、その上ボーナスまでもらえるような立派な会社で働いたことは一度も無いんです。
現場に連れて行かれて3分後にはとにかく見よう見まねで何かしないといけないという感じの場所が多かった。だから日本の伝統的な大手企業で働くってことがどういうことなのかよく分からない部分も多いんですよね。
記憶をたぐってみても、そもそも大卒の上長って居なかったんじゃないかなという人生。社員が蒸発したとか出入り業者を監禁したとか職場内で殴り合いの乱闘があったとか主任が出入り業者に恨みを勝ってどこぞで闇討ちにあって顔面変形してた(そして社内で笑いものになっていた)とかそういう、底辺的な職場も経験しましたよ。
常に緊張してないと自分もいつ何に巻き込まれるかわからない。退屈なんてしてられるような優雅な場所じゃなかった。というか、案の定巻き込まれて会社が50万円を取引先にゆすり取られてたし(笑) さすがにその数年後、そんなことばっかりしてた取引先は公正取引委員会に指導食らってましたけどね~。
あの頃を思い出してみても、いくら仕事に刺激が欲しいからって、せっかく入った東証一部上場の老舗企業を半年かそこらで飛び出して、ああいう「この世の底まであとちょっと」みたいな職場に行くのは到底おすすめできないのですが、どうなんでしょ。
仕事がつまらんと思うのなら、そこを面白くする方法を考えてさっさと試してみて、そうしているうちに「あの仕事ならあいつが一番」って認めてもらえて、ステップアップしていけるのではないかなあと思うのですが、上記の通り「職場内外のキチガイどもからいかに自分の身を守るかの日々」なんてレベルの世界しか経験していない私には、やはり語る資格が無いのかもしれない。