ハーバード大の宿題はいっぱい出て凄いんだぞうって話が定期的に流れて来るので、いったい世界のハーバードはどんな宿題を出しているんだろうと思って英語サイトをググったら、2013年のハーバードの新入生の42%が宿題でインチキした経験アリとかいう話がいっぱい出てきてちょっと笑いました。
日本語で検索して出てきた話がこれ。
>いわゆる、人文系や社会系の授業では、教科書や論文の類を読むことが中心となるため、「次の授業までに、教科書○○ページから××ページまで読んできなさい」的な感じの宿題が出される。このタイプの宿題を一般にreading assignmentと言ったりする。
>また、reading assignmentだけでなく「読んだ内容をレポート数ページ以内にまとめたもの提出しなさい」的な感じの、いわゆるwriting assignmentも出されることがある。
へ? こんだけ?
読んでまとめておけば良いの? 楽だよねそれ・・・・。アタマ使う必要ほとんど無くね?
そりゃ留学生が写真文化論キツすぎるって逃げ出すわけだ。写真文化論は毎回「調べて、どこにも答えが用意されていない問いについて考えて、アウトプットして」って課題を降らせてましたもんね。
これに関連して、アメリカの大学では学生は凄い勢いで議論するんだって話もよく読むのですが、いったいどんなレベルの問いについて議論しているんでしょうか? 私は自分の講義ではプロでも咄嗟には答えられない、プロも既存の答えを持っていない、仮にペラペラ答えられるとしたらそれはかなり薄っぺらくて軽い答えでしかないような、難問を取り上げておったのですよ。
「ここまではテキストに書いてあったし、それは読んできたからわかってるよね? じゃあ、この~~~という問題については、我々はどう考えればいいんだろう? 先に言っておくと、答えは多分一つじゃないし、俺自身もまだ答えを持っていない。だからみんなと一緒に考えたい。」
「・・・・。」
「難しいよね?」
「・・・・。」
「じゃあ、もっと問題を細分化して考えてみようか。例えば・・・」
とまあ、こんな流れで議論に入る。
彼の地の実際をご存知の方、実情をお教えいただけると嬉しいです。