妙にセクシーなアニメ絵の若い女性(文化圏によっては未成年に見えるもの)に関して、個人的な、あるいは文化圏的な好き嫌いがあるのはしょうがないとして、あの手の絵と刑法で禁じられた行為(犯罪)発生の因果関係について(相関関係に負けといてやってもいいけど)、エビデンスピラミッドのどのレベルで存在が証明されているのかが重要。
システマティックレビューやメタアナリシスとまではいわんがランダム化比較試験で「エッチな女の子のイラストは性犯罪に繋がるという動かぬ証拠がある」という論文が一山存在しているんだったら、そりゃあ止めた方が良いよね。EBPM(Evidence Based Policy Making)として。
あるんですかそういう論文?
管見の限りでは「無い」ような・・・
よくある人文系フェミニズムの論文や本だと「私と私の知り合いのあの研究者とあの研究者がそう感じたからそうなんだ」という、Case Reportsレベルの、つまりエビデンスとしては最弱のやつを三つくらい集めて「これは確定ですね」みたいな顔してるのは見ますが。
【1】Case Reports, Opinion Papers, and Letters(ケース報告、意見論文、公式文書)
位置: 最下層(最も弱いエビデンス)
内容: 単一のケースや個人(専門家や権威を含む)の意見に基づく証拠。科学的厳密性が低いため、一般化が難しい。
でもそれだと日本の中世司法の状況証拠だけで殺人有罪にしてるのと同じレベルの人権無視だと思うのですよ。だから人文系なんかサイエンスじゃないとバカにされるわけですよ。
もっと科学的に研究してほしいな。