日本を潰すのはグローバリズムや市場主義ではない。マチズムだ。

今の日本の労働市場を支配している価値観は、実は新自由主義とかグローバリズムとかではなくて

マチズム、マッチョ

の価値観があるように思います。

体力自慢、気合い自慢。

安全性や効率よりも体力と気合いの誇示を重視する価値観。勉強よりも喧嘩が強いのが格好いいってやつ。

妊婦や育児者、介護者など、長時間労働が出来ないゆえに社会的弱者になっている人たちへの配慮が必要ですよねという主張は、ネオリベとかグローバリストとかいう言葉で左翼から罵倒される安倍晋三氏でさえ、繰り返し言っているし、政策を作っている。

そういう政策に対してブツブツ文句を言っているのは誰でしょうか?

ウェブ上のコメント、特にフェイスブックアカウントに紐付いたヤフーのコメントを見ていると、グローバル企業で働いている人や外国で仕事している人ではなくて、日本の地方都市に住んでいる、あまり聞いたことの無い学校(ただし「バカ田大学」を除く。架空の学校なのになんであんなに卒業生多いんですかフェイスブックで)を出て、あまり聞いたことの無い会社で働いているおじさんやおばさんの方が、長時間労働出来ない人に厳しいと感じます。

脱マチズム。嫌マチズム。これを心がけていく必要が自分にはあるなと、改めて思った次第。