3年ゼミ夏合宿終わりました。
この4日間で学生たちは体の芯から別の存在になったと思います。
軟鉄が侵炭と熱処理を経て鋼になった。
彼ら彼女らは立教大学の中では別格に勤勉で真面目で有能な学生たちでしたが、学割抜きで大学の外で通用する人材ではありませんでした。ですが、この4日間でいよいよ無差別級の勝負に参戦する準備が完了した。何しろ連日35度前後の猛暑と過酷な日差しの中でのアウトドア活動、ホテルに帰れば朝まで議論議論議論、作業作業作業。4日間でみんな10時間くらいしか寝てないはずです。私もこれまで色々ときつい教育プログラムを組んで来ましたが、これは空前にして絶後でしょう。日本の人社系の大学教育でこのレベルの負荷をかける夏合宿なんか絶対に無い。むしろ軍隊のブートキャンプに近いレベル。空調の効いたオフィスやホテルで連日深夜まで議論みたいなプログラムはあるかもしれないけど、こっちは炎天下のフィールド作業も山のように、ですからね。
でも、そんなプログラムに正規非正規合わせて20人もの学生が参加し、なんとかかんとか最後までやりきったんですよ。体調を崩して参加出来なかった子とか途中離脱した子たちはみんな悔し泣きしてたなあ。
かくして年度末の作品展に向けての陣容は整いました。
講師を務めてくださったRyu Takahashiさん、審査員を務めてくださったIBMスマ-ターコマース事業部釜屋様、宇野健一さん、松永先生、多摩信用金庫の長島部長様、酒井様、JCBトラベル執行役員末次様には感謝してもしきれません。
それにしても、教師というのはスピリチュアルな仕事だと思います。世俗的な表現としての「聖職」という話ではなく、大宇宙の力と直接繋がっているような場に立ち会い続けているという意味で。
彼ら彼女らの爆発的な成長っぷりは、奇跡という他ありません。大宇宙の力が彼ら彼女らに流れ込んでいるのだと思うしかない。でも、そんな奇跡が日常的に起こっている、あるいは起こりうるのが教育の場なのです。
この合宿に参加してくれた若者たちに出会えたことは、私の人生でも最大級の恩寵の一つです。
追記:夏合宿コンペで勝てなかったら課題増量ウェルカムと宣言していた平川班班長の課題増量が決定しました。もはや異次元のその先です。毎月卒論書いてるような奴が更に増量キャンペーン突入です。
立大社学2014卒で加藤ゼミ所属の平川って野郎がES送ってきたら、四の五の言わずにその場で内定出すことをお勧めします。他社にかっさらわれないうちにね。