壮絶なサバイバルゲームに突入

さて地獄の3年ゼミ夏合宿もいよいよ佳境に・・・。

2日目の午後には平川班、無糖班が講師Ryuさんのところに相談に来て、夜には一ノ瀬班から電話での相談。22時には無糖班数名が私の家に押しかけてきてRyuさんに相談。それで良し。せっかくワールドクラスの講師(この人数、この日程でプロ相手のワークショッププログラムだったらギャラは3桁万円の方ですよ。私だって研究者引退記念のサービスでやってますけど、普通にお仕事としてなら50万円はいただきますわ)をお呼びしたわけで、徹底的に学ばないとね。

一方、連日連夜の激闘に体調管理の甘さも加わってダウンする学生が続出。2日目夜の時点で4名が発熱。うち1名は合宿前に既に発熱で自宅待機を続けているのですが、39度以上の熱があるにも関わらず、このままでは自分の気持ちが収まらないとかでRyuさんに直訴して自宅課題を出してもらっておりました。内容は所属班のツアー用のアレルギー対策の立案。現場には来られていないのですが、かなりレベルの高いペーパーを出していたようです。

3日目の朝の時点で熱がある者はRyuさんがまとめて医者に連行。結局1名は熱が下がらず、夕方になって合宿を離脱し、泣く泣く帰宅となりました。最後はLINE経由で前線の班員を支援するようです。

前線に残る者、戦い半ばで後方に下がる者、前線まで出る機会無く終わる者、皆悔しさはあるでしょうが、教育プロセスとして考えればどれも決して悪くないと私は思っています。プロジェクトマネジメント、グループコミュニケーション、体調管理などなど、貴重な経験となって今後の人生に生きてくるはず。

あと面白いなと思ったのが、合宿前はモチベーションがさほど上がっていなかった子たちも、いざ戦いが始まるとやはり顔つきが変わってきたことです。知力体力の限界を超えた勝負なので、一人欠けるだけでチームの戦力は大きく下がる。一人一人が能力全開の貢献を要求される。これは引くわけにはいかんでしょうね。

あと24時間と30分後には全てのツアーが終わっています。この4日間で歩いた距離は全て自分の血肉になるはず。みんなどこまで行けるかな?