小ぬか雨の午後の記憶をロジックツリーで探る

春と夏の間くらいの季節の小ぬか雨の午後に昼寝していると、何か強く記憶を刺激されるものがあって、これは何だろうとずーっと気になっていたんですが、昨日、ロジックツリーで様々な可能性を消していったら、きっとこれだろうという記憶が蘇りました。
まず植生に注目して、針葉樹林か広葉樹林かでフィルタリングすると、うちの前の森は広葉樹林なので針葉樹林の事例は除外。これでヨーロッパ系のフィクションはかなりが消えます。
次に気候に注目すると、「春と夏の間の雨季」なのだから、ヨーロッパ以外で行ったことのあるエリアではハワイが消えます。
更に何か若い女性が関わっていたようなイメージがあり、これを鍵にして日本国内を舞台にしたフィクションと自分の体験の両方を検討したとき、まず大都市を舞台にしたフィクションはほぼ消えます。あだち充の「みゆき」のイメージが何故か少しだけ引っかかっていたのですが、よく考えてみるとそもそも私は「みゆき」を読んだことも見たことも無かった。ただ、「みゆき」のアニメのエンディングで使われていたH2Oの「Good Bye シーズン」に「ガラス細工の街に夏の終わりの雨」という歌詞があるので、それが混線していたようです。
梅雨+十分な緑被率のある舞台+若い女性の登場ということでは、高橋留美子の「めぞん一刻」の「梅酒婆あ」から「夏色の風と」という3連のエピソードも近いのですが、梅雨の描写がある一刻館周辺には樹林が無く、逆に五代くんが旅した夏の北海道には梅雨はありません。
また日本の山岳部の森林の多くは現在は針葉樹林なので、広葉樹林+梅雨となると郊外の里山のブナやシラカシの林か公園の人工林、あるいはそれに類似するものとして大学の構内が候補として残り、更に小ぬか雨なので本降りの中での体験は除外・・・というように絞り込んでいくと。
2011年の6月に2年ゼミと3年ゼミと合同でやったフィールド調査実習+撮影実習。
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あれか!
この日は午前中は曇り、昼くらいから雨がパラつき始めて、午後は小ぬか雨。
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うちの寝室の窓の外は広葉樹の森しか見えないのですけれども、立教大学池袋キャンパスの中も鈴懸の木や桜の木など広葉樹の緑に溢れています。広葉樹の森に降る小ぬか雨という点が共通しているようです。
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古着のフリマを回って仕入れたものを使って面白い写真を撮れという指示を出したら、センセーモデル役ね、と餌食にされました。
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一人は豊島区職員、一人は結婚して日本永住(留学生)、一人は日本で就職した後にLAに渡って演劇学校に入り、今は祖国オーストラリアに戻って女優をしています。
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かとうゼミはこの時期くらいから一気に盛り上がっていったなあ。