IMRAD構成で卒論書いたら留年させられるんですか?

 今日は2限が卒論ゼミ。現代日本における着物の意味合いや位置づけについて調べている学生が最初の発表者でしたが、ファッションという概念について勉強不足が見え見えだったので、10分間ほどアカデミックハラスメントしてから「記号性機能体」の概念、ソシュール言語学のsignifier/signifiedの概念、テクスト論の基礎概念であるtext, code, contextの概念について説明し、きちんとした記号論の枠組みで考察しろと指示しました。

 水原先生の記号論をちゃんと受けてないからこんな時期にアカハラされるんですよ。うへへ。勉強大事ね。

 昼休みには卒論難民が2章の構成について相談に来たので、簡単な図で説明。IMRAD構造で章立てを出したら文句言われたとかの耳を疑う証言も飛び出しましたが、卒論がIMRAD( Introduction, Method, Result and Discussion) で書いてあったからという理由で単位を出さないなんて200%あり得ないと説明して帰しました。

 3限後はまた別の卒論難民の指導。英語読めないんですとか抜かすんで「留年してまた就活するか?」と聞いたら(以下略

 テーマ自体はとても面白いものが出来ているので、きちんと調査すれば良い卒論になるでしょう。