beArt展大盛況中

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今日は昼過ぎにあっさり1000人突破。その後、稲城市の高橋市長の来訪、東北芸術工科大の廣瀬俊介先生の来訪など、様々な方にお越しいただきました。

オペレーションも日に日に改善されているようですが、まだまだクオリティを追い込む余地は山のようにあります。更なる改善を期待します。例えば「子供視点」の声かけがお留守になっている時間帯が結構ありましたし、レゴスペースの各シマのケアもまだまだマークが抜ける瞬間がある。動画スペースの機材も、誰でも復旧できるようにしておかないと。

廣瀬先生とは3時間ほど情報交換し、ランドスケープデザインと社会学で分野の違いはありますけれども、お互いの教えてきた内容の背景にあるものが驚くほど共通していることを発見しました。私は地域社会学を教える際にもまずは地形や気候や植生や歴史を見ます。廣瀬先生もそこは同じ。「宮本常一の・・・」「お祖父様が初めての土地では高いところに上れと教えられたと言いますよね」「ええ、ええ!」「私も以前に磯子で、地図上の道の形から地形を読む方法を学生に教えたことがあります。なかなか身につけては貰えないですが」とまあ、こんな感じ。

針葉樹人工林の問題、生態系の一部としての都市、ランドスケープデザインにおける擁壁の濫用問題、伝統的な水利用の合理性、景観の経済的価値、デザインとスタイリングの違い、過疎集落問題etc. これだけ雑多なテーマでお互いの言いたいことが一瞬で掴めるというのは、希有な経験でしたよ。

学生をいかに教え、育てるかという方法論についても有意義で建設的な議論が出来ました。あまりこういう話をしていると、大学の先生を廃業出来なくなるんで困りますが(苦笑) ああいう先生が立教に居たら素ン晴らしいと思います。そこらの社会学者より社会について深く考えておられる方でした。