やってみればわかる要らない人材・欲しい人材

 3年ゼミは先日の三菱商事ロジスティクス小野さんpresentsプロジェクトマネジメントワークショップの結果を受けて、体制もスケジュールも大幅な見直しが自主的に決行され、総力戦状態に突入しました。

 ここで言う総力戦状態とは以下のような特徴があります。

 3年ゼミは先日の三菱商事ロジスティクス小野さんpresentsプロジェクトマネジメントワークショップの結果を受けて、体制もスケジュールも大幅な見直しが自主的に決行され、総力戦状態に突入しました。

・週に1度、90分間の授業時間以外にも自主的な活動が頻繁に(毎日どこかで)行われている。
・スケジュールが極めてタイトで、時間の無駄は許されない。
・マンパワーが絶対的に不足しており、各メンバーの全力投入が強く求められる。

 こうした状態になると、昨今の就活で重視される「自主的に考え、判断して動ける人材」の意味や貴重さが浮き彫りになりますね。
 前述のように、時間が全く足りない(作品群完成の目安が11月末日)わけですから、メンバーが手空きの状態にあるということが許されない。自分の役割や強みを幅広い視野から認識し、現在の仕事の最適なやり
方は何かを常に考えて工夫しながらこなし、早く仕事が終われば次に自分がやるべきことを自主的に判断して間髪入れずに動く。

「ねえ、次は私何すれば良いの?」

ではなく

「前の仕事終わったから、次はこれをこういうやり方でやろうと思うけど、どうかな?」

というコミュニケーションでなければならない。
 担当の仕事も、ただこなせば良いのではなく、なるべく周囲の仲間(インナーカスタマー)がスムーズにその成果を利用出来るように配慮してこなさなければならない。
 企業にしてみれば、そういう人材と「常に指示待ちで最低限の仕事を最低限のレベルでこなすだけ」の人材では、遥かに前者の方が時間を節約出来る(=同じ給料を払うなら、それだけ利益率が上がる)わけですからね。
 学生諸君、今の自分はどんな人材なのか。指示待ちになっていないか、工夫を忘れていないか、周囲への配慮を怠っていないか。常に自己点検しながら毎日を過ごしましょう。