派遣軍帰る

 年明け早々、伊豆大島に派遣した3年ゼミの第二次調査隊が無事に帰還しました。

 ことの始まりは3年ゼミで昨秋から議論してきた「いかにして伊豆大島に新しいキャッシュフローを生み出すか」という話。小さなコミュニティに関わる話題なのでコンフィデンシャルな部分も多々あり(要は表に出すと現地に無用の混乱を生むので、関係者内では共有されているけれども報告書や外部向けの情報発信には載せないよということです)、そこに至る経緯ははしょりますが、「自分たちは高速船で伊豆大島に行ったけれども、大型客船なら船内の楽しみ方も提案出来るのではないか?」というアイデアが学生から出てきた。

 では、どうやって大型客船について調べるか? 大型客船を使った知り合い(写真部とか)にインタビューするか? 3年生は就活が忙しいので2年生に頼んで調査に行ってもらうか? オプションは色々ありましたが、ゼミ内の意見の大勢は「自分たちで始めたことなんだから、自分たちでケリをつけるべきだろ」「自分たちで乗ってみないと熱を伝えられない」というもの。

 そこで4日夜に竹芝桟橋を出て5日夜には戻ってくるという電撃ツアーの催行となった次第です。パートナーシップを組んでいただく東海汽船さんや伊豆大島ナビさんとの調整も、調査計画立案も全てゼミ生に任せて私はチェックするだけという体制にしましたが(だって4年生になったらそれぞれが自分一人で卒論の調査をしなければいけませんからね)、先方との窓口役にはTNTエクスプレス・インターンシップで唯一、電話営業からアポ獲得まで到達した学生を配置してあったので、話はスムーズに進みました。

※このことあるを予期して、その仕事に一番向いている学生を配置しておいたのは言うまでもありません。彼女なら絶対に満点の結果を出してくれると判っていたし、本人にも「おまえならやれる」と圧力をかけたし(笑)

 調査行そのものもゼミ長が指揮してくれたので、安心して任せられました。彼女もリーダーとして大きく成長していますから。他のメンバーにしても、もともと3年ゼミは誰が行こうがきっちり仕事が出来るレベルの学生なので、天変地異でも無い限りは成功確実だろうと最初から思ってましたね。

 調査の成果についても昨夜のうちにゼミ長と副ゼミ長から簡単な報告がありましたが、「充実の一言!」だったそうです。いよいよ勝ちが見えてきた。