【写真文化論・写真史ハーフハッカソン】
10/17の講義では、これまでの議論と個人課題をもとに、全員で一つの写真史年表を完成させます。
準備するもの:人数分のパソコン
方法:(最低でも以下に示した全ての手順が実施されていること。実施順序は問わない。並行作業も可。)
*武田・町田・大館・柳澤・前田のそれぞれが制作してきたレポートの内容を突き合わせた上で、各年代における写真の状況を記述するページの共通の書式を策定する。
*上記5名が担当した以外の年代で、写真史において重要と思われる年代を見つけ出し、その年代の写真状況を記述したページを作成する。
*各年代間で何が変化したのか、その差分を記述するページの共通書式を策定し、全ての差分に対してこれを作成する。
*奥村、冨井、田中、近藤、深井、平本、岡庭、中村のレポートの内容を年表上に反映させる。
提出物:全体での成果物として、上記年表のpdfファイル
提出期限:17日12時15分を推奨。なお、10月提出の個人レポート(3000字)課題は上記年表を、講師が指示した視点から考察するという形になるので、年表の完成が遅れればそれだけ個人レポートに使える時間が減っていきます。
その他:事前の打ち合わせや下準備、助っ人の乱入など、法律が許す範囲内でのありとあらゆる「対策」を認める。ただし繰り返すが盗用・盗作が発見された場合、関係した者全ての単位取得を不可とする。
【各人の担当テーマ】
奥村「ダゲレオタイプは何を可能にしたデバイスだったのか?」
冨井「ダゲレオタイプは芸術としての絵画史の中でどのような意味を持つのか?」
田中「ダゲレオタイプ、カロタイプはイラストレーションの歴史の中でどのような意味を持つのか?」
近藤「写真史におけるピントの活用のされ方の通時的な変化はどのように説明できるのか?」
深井「肖像権の概念はどのような法律の条文をもとに生まれたのか、それは現在までにどのように発展したのか?」
平本「写真のデータ共有が広まったのはいつからなのか、それはどのような経緯か。データ共有が行われるようになる前と後とで、我々の生活はどのように変化したのか?」
武田「1840年代のフランス人にとっての『写真』の定義および、この時期の『写真』に出来たこと」
町田「1850年代のイギリス人にとっての『写真』の定義および、この時期の『写真』に出来たこと」
大館「1900年のニューヨークに住んでいた人間にとっての『写真』の定義および、この時期の『写真』に出来たこと」
柳澤「1945年のニューヨークに住んでいた人間にとっての『写真』の定義および、この時期の『写真』に出来たこと」
前田「2013年の立教大学社会学部生にとっての『写真』の定義および、現在の『写真』に出来ること」
岡庭「可視光線以外を用いた写真撮影はいつ、どのように始まり、現在までにどのように発展したのか」※オンライン参加
中村「写真が消費者に利用される際にその画面の支持体となるものを、支持体の素材および描画の方法の二つの側面から遺漏無くリストアップし、歴史上それらが西暦何年に登場したのかを明らかにせよ」※今週は慶弔休暇で欠席