多摩ニュータウン表象の新しい可能性

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 Flickrに自分が撮った写真を色々と公開してみて思ったんですが、多摩ニュータウンの風景を写した写真が当たり前のように沢山あるし、これらはかなり面白いのではないかと。

 多摩ニュータウンの写真つうと、ホンマタカシのデビュー作『東京郊外』が何と言っても有名です。他にも小林のりおの『LANDSCAPES』など幾つかの物件はありますが、何かどれもこれも「不気味で味気なくて画一的な郊外のニュータウン」として多摩ニュータウンを写そうとしてるものばっかだと思うんです。

 でも、実際に住んでいると多摩ニュータウンは全然そんなとこじゃないんでね。一種のオリエンタリズム表象だよなあと感じます。サバービズムsub-urbanismとかニュータウニズムNewtownism表象とでも呼びますかね。高畑勲の「平成狸合戦」なんか典型的ニュータウニズム表象ですね。

 当然ながら私としては『東京郊外』はかなりニセモノつうか作り込み作品であって、俺の撮った写真のが多摩ニュータウンの本質に近いと断固主張します。