手応えアリ

 いよいよ前期の講義も今日を含めてあと2回になりました。
 
 既に試験問題は発表済みで、ノートでも資料でも持ち込んで良いし、事前に友人同士で答案の作り方を話し合っても良いと宣言してありますが、正直な話、学生たちがどれだけ単位を取ってくれるものやら一抹の不安はありました。

 何せ立教大の学生は昔からおとなしいので、講義の内容をどれだけ理解しているのか全く読めなかったんですよ。

ちなみに問題文はこれです
http://homepage3.nifty.com/bearspit/announce.html

 今日は講義開始直前にビッグアイランドから、「今、うちの島じゃあマカリイとホクアラカイでハワイ先住民の子供たちのためのサマーキャンプを大好評開催中だよ!」というメールが入ったものですから、その例なども挙げつつ、営利セクターや非営利セクターでマイノリティ文化をコアコンピタンスにした実践のマーケティングのやり方なんかを解説しました。

 営利セクターでは「リヴァーダンス」、非営利セクターではマウ老師の例も出して、「非営利セクターにおける実践の場合、ある特徴的な戦略を採用するならば必ずしも資本や資金は必要ではない」ということも示しました。それがどういった戦略かは試験が終わってから書きますね。

 さて、今日は講義が5分ほど早めに終わったので、質問や相談があったら俺が前にいる間に話しに来てねと言ったところ、何と試験に向けた企画書の中身の相談をしに来た学生が2人も! どちらの学生も、アイデアは素晴らしいです。まさにそういう発想を身につけて欲しくてこの講義をやってきたのよという、嬉しくなっちゃうようなネタをちゃんと考えていた。

 問題はその先で、じゃあどこから資金を調達するのか? 商品開発の枠組みは? どう売っていくのか? そういった部分がまだまとまらないんですけど・・・・という相談。その辺は世の中の仕組みをまだあまり知らない学部1年や2年の学生には難しいかもしれませんが、それでも時間がゆるす限りでアドバイスをしておきました。演習形式の授業だったらもっと丁寧に指導してあげられるんですが・・・・・大教室での講義で、どれだけ「自分で考えさせる授業」をやれるのか、まだまだ教え方に改善の余地はあるなと感じました。