今月はやたら沢山の学生や卒業生に(もちろん講義以外で)会った一ヶ月でした。中退した教え子にも会えました。
そこで感じたことなんですが・・・・池袋の駅を降りて立教通りを歩き、池袋キャンパスに入ると、そりゃもう皆さん生き生きと楽しそうに笑って歩いておられる。だから皆さんまともな悩みなんか無いようにも思える。でも実際は違う。
色々な理由で学問だけに集中出来ないハンディキャップを抱えている学生もポツンポツンと居ます。そうした学生たちは皆、健気です。頑張っちゃいます。ギリギリまで頑張っちゃって、もうどうしようこれってところで途方に暮れつつ、でも「大丈夫です! 何とかします! ありがとうございます!」って言っちゃうような子たちです。
とはいえですよ。私からすれば、もっと他人を頼って良いじゃないかと思うことが多いです。やはりどうにもならなくなっているのを発見して、レスキューしてあげたことも何度かあります。その後しっかりと危地を脱出して一人前の職業人として生きているのを見ると、この子に関われて良かったなあとムネアツです。
とある卒業生が「大学生だった時は、先生は優しくて何でもやらせてくれたし、色々な人がサポートしてくれていた。社会人になったら、そういうものが全部無くなった。この感じはどれだけインターンや職場体験をしてもわからないだろう。」と言っていましたが、その通り大学生はまだ周囲を頼って良い立場なのだから、いざという時には無理せずレスキューを要請する勇気を持って欲しいなあと、あらためてお願いする次第です。