【今日の発見:学問をちゃんと身につけておけばビジネスでも結構役に立つ】

ソーシャルビジネス起業志望者向けブートキャンプ1日目、に参加してきました。

ともかく友人のNPOの事業プランの根本的な部分での見直しと再構築の目処が付いたのは大きな収穫だったと思います。あと講師で来ておられた川北さんという方がファッションセンスも頭髪の消滅のしかたも毒舌の過激さも私にそっくりで、大変面白かったです。私も講義中には、残念なことをしている人たちを「バカ」と呼んでいましたが、この川北さんも同じでした。ですので、絶大なシンパシーを感じたものであります。

で、会場に来ておられた方々は職員さんも含めて20代が多かったのかな。玉石混交という印象です。オーラの出ている方ももちろんいらっしゃいましたが、うーんこれは・・・という方も複数。私の質問に循環論法で答えていたので「それは同じことを別の言葉で言い換えているだけですよ」って言ったら怒っちゃった人とか。

そして私が言葉を交わした方全てに共通するのは、呆れるほどに大学で教えていることを身につけていないということです。詳細は敢えて書きませんけど、それは人類学や社会学や経済学や経営学の学部の入門レベルのちょっと後で教える概念や理論を知っていれば、やるはずの無い間違いでしょうとか、そんなとこで議論が詰まらないでしょうという事例が大変多かった。

もちろん、大学を出ていないとか、自分の学部学科では教えていなかったということも多々おありかと思います。でも、自分のフィールドが決まり活動の切り口が決まったら、関連する学問を、入門書で良いから読んでみたら絶対に役に立ちますよと、これは全体での共有タイムで指摘しておきました。皆さん学問を舐めたらあかんと。ビジネス書も社会起業家の自伝も良いけど、学問をきちんと身につけておくことで、妙な枝葉にひっかかるミスは相当回避出来ますし、論理的に思考する能力も身につきます。だから大学生の皆さん、やはり今やるべきは学問ですよ。そこは基本ですよ。

なんかこう、卒論ゼミを思い出しましたね。おまえテーマどれかに絞れよとか、その分野の基礎的な理論を勉強して来いとか・・・。去年の今頃やってましたもんまさに。