正規履修生も卒論難民も、よく口にするのが「卒論楽しい」「面白そう!」という言葉です。ところがその卒論難民が本来のゼミに行くと「めちゃめちゃに叩かれました。このままで良いんでしょうか?」と落ち込んで帰って来ます。気持ちを切り替えて卒論に取り組むのに数日かかります。
さて、上の童話の登場キャラの中で一番レベル低いのは誰でしょうか?
研究が楽しいから研究者になり大学教員になったはずの人たちが、若者たちの初めての研究を指導する際に、彼ら彼女らのやる気を潰すことしか出来ないのは不思議です(それどころかテーマの作り方、フィールドワークのやり方、章立ての基本など何も教えていない、少なくとも聞かれない限り教えないというのも異様)。何故、研究の楽しさを経験させられないのかな? 研究が進むにしたがって自分だけに見えてくる新しい世界を探検するあのわくわく感。節目となる学位請求論文(卒論・修論・博論)提出の瞬間のあの達成感は、ファイナルファンタジーやドラゴンクエストやウィザードリィのゲームクリアよりもはるかにでかいのに、それを教えてあげられないのは正直(以下自粛)