「がんばって」と言う前にお前が頑張れや

 西村一広さんのウェブログが更新されています。

 西村さんは迷いながらも、モダン・ハワイアン・ウェイファインディングを学ぶという決断をされました。これはかなり勇気の要ることだったと思います。

 ここからが本題。ホクレアの日本航海をサポートされたデュークさんや西村さんが、その経験を未来に繋げようと活動されているのは周知の事実です。その姿は単純に言って格好いいです。

 それで私やあなたはどうするのか?

「西村さん、応援しますよ!」
「デュークさん、頑張ってください!」

・・・と言ったり書いたりするのは簡単です。簡単すぎます。そして、あまり意味が無いとも思います。そうだろ。他人まかせにすんなよ。そういう自分はどうすんだ。何かちゃんとやってんのか? え?

 世の中には先頭切って、道無き道を切り開いていくことが出来る人たちが若干ながらいます。ナイノア氏も西村さんもデュークさんもそう。荒木さんも。でも、誰もがそういう特殊能力を持っているわけではない。とはいえ、そういう人にも誰かが切り開いた道を地道に整備したり、維持管理したりする仕事は出来る。先頭切る人をサポートする人間になることも出来る。やれることは、まあ色々ありますよ。

 そこで大事なのは「全力でやる」ってことだと思います。西村さんやデュークさんくらい気合いが入った方々に、堂々と「頑張れ」と胸を張って言えるのは、その人なりに何かを「全力でやっている」人だけじゃないかな。そういう人からのエールが、彼らにとっても一番の力になるのではないか。そう思いませんか?