オペラシティで異様に暗い新入社員たちの一群を見て考える

今日はオペラシティで商品開発のためのヒアリングをして参りました。

そしたらですね、隣の席に何か真っ黒いカラスの群れがいるんです。カラス・・・ではなく就活生・・・でもなくて、あれは新卒の研修中の若者たちですね。みんな漆黒のリクスーだけど首からID下げてて、あとバッグがリクバじゃなかったから。

就活生と新卒の識別ポイントですよ。バッグ。

さてその新卒研修生たちが、様子おかしいんですわ。

男2人、女2人。みんな黙り込んでうつむいてるの。一人は机に突っ伏して寝てるんだかなんだかよくわからない。とにかく雰囲気がめっちゃ暗い。暗い暗い暗い暗い暗い。会話が一切無い。お通夜より静か。

何なのこの子たち。

よほど酷い圧迫研修でもやられてるとこなのか? 私の講義や研修でもきつい課題はいっぱい出しましたけど、ああいう表情にはならなかったよ。

「うわあ、どうしよう? これ、出来るのか?」

みたいな顔とは違うんですよね。単純にテンションが下がりまくってる顔ですあれは。何でそんな顔をさせるのか。

どこの会社だか知りませんが、研修で新入社員にあんな顔させてちゃダメです。ハードルの上げ下げは色々で良いですけど、必ず受講者には成長の予感を与え続けなければいけない。成長の予感があるということは信頼関係が出来ているということでもある。しかしあの顔は、「こんな会社入っちゃって失敗したかも」の顔。信頼関係出来ていない顔。

新入社員だけじゃないですけどもね。

あったんですよ相談が教え子からこの前。会社行くのテンション上がらないんですって。色々話を聞いてみても、労働環境はブラックではない。給料はそこそこ。じゃあ何で?

「もしかして直属の上司、全然構ってくれてないんじゃない? 月に1回か2回、サシでじっくりと面談して話聞いてくれたり、フィードバックくれたりしてる?」
「全然無いです。数ヶ月に1度、15分くらい・・・」
「それだ!」

部下や後輩や若手への愛が無い中間管理職はいけませんね。ホントいけません。