Tears of Joy

 今日はジェットコースターな一日でした。

 2限の授業中には江上ゼミの合格発表。うちのゼミから挑戦した二人はきっちり合格です。「うかりました!」という報告に、私も思わず握り拳。

 昼休みには更に朗報が続きます。松村ゼミに挑戦した二人もセレクションをくぐり抜けて合格! 先日の樽一での宴会で巣立ちを宣言したKさん、よさこいサークルとゼミの両立に苦しみ続けたSさん、拓海さんに人間的成長を賞賛されたSくん(彼は2年次はよそのゼミですが)は来年度は同じゼミの仲間ということになりますね。

 面接がはかばかしくなくて落ち込んでいた留学生のBくん、私の目の前で阿部治ゼミ合格を確かめ、ほっと一息です。面接前に私から「講義を受けて興味をもったとか、環境問題について勉強したいとかの言わずもがなな話はするな。自分がこれまで何をしてきたのか、将来何を目指しているのか、その流れの中でどう阿部治ゼミを位置づけているのかをきちんと語れ」とアドバイスされたのが役に立ちましたとのメールが送られてきました。2年ゼミでは少々たるんでいた去年の教え子のKSも同じアドバイスを踏まえて合格とのこと。来年度は真面目にやれよテメー。

 さて、倍率3倍に達した某ゼミの件ですが、うちのゼミから挑戦した3人はまさかの全滅でした・・・。ですが、彼女らの実力のほどは私は良く知っていますから、単に流れが来なかっただけだと思っています。私のゼミに来てくれれば頼れる即戦力ですよ、皆。

 そして1年ゼミ。今日はびっくりしました。というのは、一人の学生が授業後にレポートの書き方の相談に来たのですが、どうしても思うように書けない自分の筆力が悔しかったのか、突然大粒の悔し涙をボロボロと流し始めたんですよ。こいつは絶対に伸びるなと確信しましたね、その瞬間。そこまで真剣に勉強に打ち込めるってのは、凄いですよ。大学1年の冬にちょっと文章力が足りないくらい、どってことないです。その悔しさこそがかけがえのない財産。2年後には屈強の人材になっているはずですよ。 

 夕方には去年教えたHさんからメールが届きました。倍率3倍を突破したとの喜びのメールです。彼女は最後の最後、締め切り数分前まで私のアドバイスをもとにレポートに手を入れていました。2年ゼミは希望のところに入れなかったのですが、腐らずにこつこつと実力を蓄えてきていましたし、ギリギリまで自分を追い込める精神力もある。最高級の人材の一人ですね。ブレインストーミングが苦手だという悩みもあるそうですが、その弱点を補ってあまりある長所が幾つもある子ですから、来年度は希望のゼミでどこまで伸びてくれるのか、期待が膨らみます。

 新しい希望の一歩を踏み出した学生、一敗地にまみれた学生、壁にぶつかって悔し涙を流した学生。皆、全力で前に進もうとしている点では変わりありません。今大事なのはそこだけだと思います。彼ら・彼女らがより上の自分を目指して努力しつづけている限り、私はどこまでもアシストします。