50円のファックスの領収証の処理に3時間かける愚者

学生が何かの発注でコンビニのFAXを使った領収書50円が、宛先と内容がわからないから実験料で落とせないという連絡がありました。特に今年度になってから立教大学の財務部は、ありとあらゆる理由をつけて領収書や支払い申請書類を差し戻すようになっています。

こうした運営方針はゼミ運営の事務負担を増やし、本来教育実践に注げる時間やエネルギーを、50円やら200円の領収書の体裁を整えることに向けさせることに、絶大な効果を発揮しています。母校がかように愚かな官僚主義に蝕まれはじめたことを、私は大いに懸念しています。教員のやる気を削るだけ。

と、某所で事務のスタッフに忠告したら、深く深く共感されてしまいました。既に内部でも問題点が見えているならそれを組織内で共有して、無意味な非効率は速やかに改善すべきですね。大学のミッションは何か、それに対して組織をいかに最適化すべきかというところから考えれば良いのです。

大学組織内の他部門のスタッフもインナーカスタマー(内部顧客)として捉え、どういったカスタマーエクスペリエンスを提供すれば組織全体のパフォーマンスが向上するのか。「ヨシオカフェ」で議論していただきたいものです。