親戚の子に怠惰な学生がいる場合、あなたの財産に黄信号が灯っているかもしれない話

「昔と違って滞納したらアウト…「学生奨学金」取り立ての実態」(日刊ゲンダイ)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131008-00000012-nkgendai-life&1381195560
学生支援機構奨学金、私は大学院で借りた無利子の1種ですが月々3万弱の返済でずっとやってます。私のゼミに所属していた者たちの中にも月あたり5万円前後の貸与奨学金を借りている者は多いようです。

2種で5万円を4年間なら240万円。これを15年で返すとなると月々14000円くらいですか。重くはないけど、軽くもない、そんな金額だと思います。

昔流行った漫画で、こんなセリフがありましたね。

「 金は命より重い…!そこの認識をごまかす輩は生涯地を這う…!」(『賭博黙示録カイジ』6巻)

命よりとは申しませんが、カネは重いです。親に学費を出してもらっている学生(私もそうでしたよ)が考えているよりは遥かに重い。そして、いざ大学を出ればカネの重さに気づいていない呑気な若者を食い物にしてやろうという人や会社が群がり寄って来ます。「いつかはゆかし」みたいに、にっこり笑って声をかけてくる相手ほどヤバいです。油断していればどんどん追加でカネをむしられます。

だから私は、人生を真面目に考えている教え子に関しては、思いつくありとあらゆる手段と人脈を総動員して就職を支援します。勉強が忙しくてバイトに割ける時間が限られていると言われれば、卒業生に頼んで就活スーツやバッグのお下がりを斡旋なんてことまでします。かつて自分自身が借金数百万背負って無収入で「自分、これ返せるんだろうか」と途方に暮れた経験があるからです。

それにしても心配なのは、奨学金借りているのにフリーター第一志望、という学生たちの借金の保証人になってしまっているどこかの誰か。もしも自分の親戚に大学生が居て、奨学金の保証人の書類にハンコついた記憶がありましたら、当該学生の成績や取得単位数、そして4年生の場合は内定の有無をきちんと確認されることを強く強くお勧め致します。あなたのカネに黄信号灯ってるかもしれませんよ。