音読みと訓読みとドーナツについて

息子が「音読みと訓読みの違いを憶えられない」というので、東アジアの地図を描いてやって

「2000年前に中国に漢という国があった。そこと日本列島が交流した時、漢に行った奴が「お、良いの使ってるじゃん!」と持ち帰ったから「漢字」だ」

「外国の言葉の音をそのまま写し取った読み方が音読み、日本列島の言葉に当てはめて読みなさいと教えたのが訓読みだ。訓という字は教えるという意味だ」

と説明してやりました。
それでなるほどと理解はしたらしいのですが、今度は何故外国の言葉をそのまま持ってくる必要があるのかとか言い出しやがって

「完璧」

を例にして、壁というジュエリーが古代中国にあり、藺相如というおっちゃんが頑張ったという逸話があり、でもこれは外国の話だから、日本列島の言葉に対応するものが無いだろう? だから外国の言葉を持ち込んで、音もそのまま使ったんだと説明しました。

まだ納得しがたいという顔をしていたから

例えばドーナツはアメリカの食い物で、本来はdonutと書くが、日本にはもともと無かったからdonutの音をカタカナに写してドーナツにしたんだ文句あるかと。

「じゃあドーナツは音読みなの?」

うるさい黙れ。