まもなく夏休みの卒論ゼミは

4年ゼミも今日を含めてあと2回。順調に進んでいる者もいれば、ちょっと行き詰まっているもの、調査困難ということでテーマ変更したものと色々ですが、ペース的にはまずまず順調かなと思います。

今日は、まもなく夏休みに突入ですので、sense of ownershipを持ってやりなさいと訓示。私に相談することは推奨されるけれども、相談を投げたら私の反応があるまで手を止めるという態度はダメよと。相談しつつも調査研究は継続していなければいけないし、テーマの方向をどうしましょうという相談でも、自分でまずは何冊か資料をチェックしてみて、こっちの方向はこんな感じ、こっちならこんな感じということを掴んだ上で相談しなさいと。

ちなみに今日の難民は3人。一人は昨日から予備調査に着手し、かなりの好感触があったそうです。こんな語りやこんな語りが聞けましたと報告してくれたので、社会学の語彙ではそれはこういう言葉で呼ぶんだよとか、こういう風に機能していると解釈するんだよと解説。すとんと腑に落ちたようでした。目を輝かせて聞いてくれましたし、ますますファイトが沸いたようです。わざわざモグりに来て勉強するような子なので、これからぐいぐい進んでいくはず。彼女の研究の仕上がりが、元音楽教育学者としてもとても楽しみになってきました。

もう一人も既にフィールドワークをやっていて、関係者との人脈も何本か繋がっているので、今日は問題設定ポイントの最終的な打ち合わせでした。ちょっと手直しして問題の階層を2段にしたら良いよとアドバイス。午後から国会図書館に文献読みに行きま~すと元気良く出かけていきました。

三人目は以前に研究のやり方をアドバイスしたテーマから再度変更したいと思うがどうかという相談。自分の志望する職種に密接に関わるテーマにしたいようです。テーマとしてはやりやすいもので、地道にやれば確実に意味のある成果が出るものなので、オーソドックスな研究手順を教えて送り出しました。