他人の名前で仕事をするということの誇り

頼まれていた英文資料を昨日、納品しました。
東証一部上場企業が時価総額で世界トップ10に入る会社の本国HQの副社長に直接提案する商品です。そのコンセプトづくりからリサーチそしてデザイン、更にプレゼン資料作成まで全て私のチームで担当させていただきました。
社外スタッフで編成されたチームですから、その資料には当然、我々のチームの名前は一切出ていません。ですが立教大学社会学部加藤ゼミOG諸姉、そしてサンプル製作をしてくださった奥野徹也事務所さんと職人さんたち。皆さん良い仕事をして下さいました。
資料にはプレゼンを担当される営業の方の名前と所属とメールアドレスだけが記入されています。
これはレーシングカーの車体に書き込まれたドライバーの名前のようなものだと思っています。
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レーシングカーの車体に名前が書き込まれるということは選ばれた者の特権であると同時に、名前が出ないスタッフたちとの、全力で勝負してくるという約束でもあるでしょう。
今回は納品したらすぐに「ありがとうございます」「これで頑張って来ます!」というメールを頂きました。我々も、彼女でダメなら誰がプレゼンをやってもダメだろうと思って作っています。彼女の力を信じております。
そういうレベルの信頼関係があればこそ、自分たちの作品に他人の名前を誇りを持って書き入れることが出来るのです。
東京とシリコンバレーと神戸とシドニー、日本と韓国とオーストラリア。いくつもの国といくつものエスニシティを横断したプロジェクトでしたが、関わってくださった皆さんそれぞれ全力を出していただけたと思います。ありがとうございました。
あとは頼んだ! 

弊社では商品やサービス、社内の教育プログラムなどのデザインを提供しています。
有名デザインファームやコンサルティング会社と比較した際のメリットは、無名さゆえの圧倒的な安さです。
美大出身のデザイナーと比較した際のメリットは、社会学をバックボーンとした科学的・論理的なアプローチによる、一味違うアウトプットです。
まだあまり実績はありませんが、福祉企業における社会業務標準化、一部上場企業の開発部門と共同での試作品の開発、在京の有名大学院大学の広報媒体のデザイン分析、オリンピック出場アスリートのSNS戦略構築などを行ってきました。
また大学教員時代には立教大学社会学部現代文化学科2011年度フィールド演習において伊豆大島での実習を行い、伊豆大島でのロゲイニング開催を提案、伊豆大島を代表するスポーツイベントの一つ「伊豆大島ジオパーク・ロゲイニング」として定着しています。
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