ドラえもんに続き今日はウルトラマンジード。
公開2日目とはいえ昭島なんて田舎なら空いているかと思って行ったらもう最前列しか席残っていませんでした。
ライハの太ももとかモアの就活スーツの膝とかそんなのばっか目の前にアップで映されて、ふともも写真に逆上している大阪大学の社会学の大先生と一緒に見たかった・・・キャラメルポップコーンをシェアしながら。
すいませんウソ書きました。老フェミニストより息子と一緒に見るのが最高に決まってます。
映画そのものはですね。
笑いあり涙あり。お約束あり(ウルトラマンだから当たり前ですが)。寅さん映画みたいなもんでしょうか。見たことないですけど。
お笑い担当といえば何と言ってもゼロさん。ウルトラマンゼロ。何十人もいるウルトラマンの中でもピンでTVシリーズのタイトルロールやったことがないという、それだけ読むとB級キャラみたいな感じしますが、ウルトラシリーズは客演専門の人のがステータス高いのが伝統ですので。
ゾフィーとか、ウルトラの父とか、ウルトラマンキングとか。
ゼロさんはセブンの息子というエリートで、かのベリアル先生とも単独で互角に勝負出来るという、ウルトラ戦士の中でもほとんど居ない(ウルトラの父とジードくらいですか他には)凄い人なんですけど、戦闘中も含めてすべてがお笑い。ノリノリ。この人が来ると、どんなヤバい敵でも勝てる感が出てくる。自分のチーム「ウルティメイトフォースゼロ」のマネジメントや後輩のジード、レイト(地球でゼロさんが憑依していたサラリーマン)の人材育成の手腕も含めて、ウルトラシリーズでも最も優秀なリーダーなんじゃないかと思います。
前作のウルトラマンオーブさんも宿命のライバルであるジャグラス・ジャグラーさんと一緒に大活躍だったんですが、酒場での乱闘にハモニカ吹きながら登場して格好良くラムネを飲んで、ジードを銭湯(戦闘の誤変換ではない)に誘う流れがたまらないです。
主役のジードはTVシリーズのラストでベリアルを倒すという偉業を成し遂げてしまったので、あれ以上の敵はちょっと出せないんじゃないかと思っていましたが、ウルトラマンの光線技が効かない敵という設定で、それを倒すために父であるベリアルの使っていた妖槍ギガバトルナイザーと対になる宝槍ギガファイナライザーの封印をどうやって解くんだ、というのがプロットでした。
アルスラーンのルクナバードやアラゴルンのアンドゥリルみたいな。
封印が解けてからゼロとオーブを従えてラスボスを破壊するまでは、主役ですからきちんと決めてもらわないといけないし、きちんとお約束を決めて大団円です。
今後はジードも別の作品への客演を中心に活躍するんだと思いますが、ベリアル超え+ギガファイナライザーって強すぎないかな。ゼロとジードが出てきたら勝てる悪役居ないんじゃないかというところがやや心配です。
ともあれ、ジード制作チームの皆さんお疲れ様でした。ええもん見せてもらった。