A「使うかどうかわからないけど、念のため」
たとえば幼児と外出する時に、着替え一式とか、汚れ物を入れるビニール袋は、まさにこれに該当します。無くて済むこともあるけど、それは幸運だったと考えるべきで、これを持ち歩かずに子供が服を汚したり濡らしたりしたら、ダメージでかいですから、リスクマネジメントとして必ず、持ち歩く。
(なお、おむつやお尻拭き、水分はここには含まれません。必ず使うと考えるべきアイテムだから)。
B「これがあると、もっと楽しくなるから、余裕があれば」
同様に、デジタル一眼カメラが該当します。いくらスマホが進化しても、一眼の性能との間には超えるに超えられない、与那国島と西表島を隔てる黒潮の流れがあります。我が子の笑顔を記録するなら、余裕があれば一眼で。
話を戻す。
Aはmustです。必ずしなければならない。
Bはshouldです。出来るだけそうしましょう。
私見では、良きビジネスパーソンの条件はタスクがAなのかBなのかを瞬時に見極め、Aは期限内完遂を、BはROIの大きなものから順に片付けて、定時になったら帰ることが出来る。というものです。
Aはリスクマネジメントです。危機管理です。それが行われなかったときのダメージに注目して判断するものです。
Bはインベストメントです。投資です。当たる確率と当たった時のリターンの大きさに注目して判断するものです。
然るに、超有名キラキラ外資系でも末端に行くとAとBを弁別することなく、全部Aに放り込んで体力の限界まで(時には体力の限界の向こうまで)ソルジャーにやらせちゃう話がいっぱい聞こえてくるのは何故か。
私が間違ってるのか?