公立幼稚園が存在しない稲城市において、私立幼稚園へ子どもを通わせている家への補助金全廃という豪快な結論をだしてしまった(笑)例の事業仕分け。
私立幼稚園関連の話に限りますと、市内の私立幼稚園とその保護者で構成される団体が即座に対抗措置として保護者対象のアンケートを実施。結果を取りまとめて市長との懇談会に提示するという展開となりました。私立幼稚園と言いますが、別の見方をすればいずれの園も経営者は稲城の地付きの大地主さんなわけで、最初から私立幼稚園関連補助金を潰す気は毛頭無かったらしい市長も、こんなとこで(ロコ用語でいうところの)「お大尽」一個分隊とコトを構える意味は毛ほども見いだせず、まあそんな感じで一件落着となった模様です。
ま、夕張みたいに自治体が破産したようなとこなら、ご相談に乗らないでもないですが、まだまだ売らなければいけない宅地やマンションが残ってる稲城で、子育て支援関連予算を潰して商品性を下げる意味は全然無いですからね。言っちゃ悪いですが「構想日本」の「仕分け人」さんたち、アタマ悪いっす。稲城という自治体をどう経営していくかって発想じゃないからね。予算圧縮=勝利みたいな浅い論理深度でかき回していっただけって印象です。