市民会議(農地編)

 最近更新がありませんでしたが、この間なにをしていたのかというと、映画「アラトリステ」国内版DVDの字幕監修とか、あとは市民会議に向けての資料の読み込みなどなどですね。引っ越しをお手伝いいただいたトレイルランマニアのsuu氏をガイドして多摩川サイクリングロードの是政橋~羽村堰区間を走ったりもしてました。

くるくる回せ! たまリバー50k視察前半 - 目指せ!ツール・ド・モンブラン。
ツール・ド・モンブラン2009シャモニー観光局よりご参加の皆様へ峰さんがよ~くご存知のお店で昼飯です。8(日)はたまリバー50kルートの視察に行ってきました。kurisukeさんやゆぅさん、sasashinさんは早々とやってしまったが、僕は...

 さて、昨日は定例の市民会議。今回は農地についての議論で、大丸用水周辺にフットパスを整備して梨農園観光エリアにしてはどうかとか、市のアイデンティティとしての水稲栽培は根絶やしにすべきではないとか、様々な意見が交わされました。根本的な考え方として、この時代に近郊農地を経済の観点(税収・収益)だけで見るのはもう古いという指摘があり、「多様な生態系を保持する場」「景観形成のための重要な空間」「都市生活者のストレス緩和機能」など、ゼニでは計りきれない価値を積極的に認めて、市や市民として支えていくべきだという方針が確認されました。

 一言でいえば「市内の農地にはカネと手作業と知恵を積極的に投入していこう」という話です。これが市民側からの働きかけ。逆に農家側からも、もっと市民が農業や農地に親しめるようなソフト提供を促していこうという意見がありました。

 市民が数坪の市民農園レベルを超えて農業に新規参入する際の障壁、具体的には「農地確保」「技術指導」を斡旋する制度が市として必要であろうとの指摘もありましたね。まあ、中には「自力で土地を確保してビニールハウスを建てちゃった」人もおられるんですが。

http://suzuki-kohmuten.blog.ocn.ne.jp/kotobuki/

 こういう方をもっと増やしていければということですね。