絵本の読み聞かせ動画を無断でアップしないでという話が数日前からニュースになっているんですが、例えば最大手の福音館書店を見ると、公式ウェブサイトのトップページから
というページへのリンクが張られていないんですよ。
どこにあるのか探してみたら、公式SNSからしかリンクで飛べない仕様になっている。
しかも、入力フォーマットがあるわけでもなくて、
「動画配信申請やその他著作物利用のお問い合わせは、団体名、連絡先(電話番号、メールアドレスなど)、作品名および利用形態・目的の必要事項を明記の上、こちら(copyrights@fukuinkan.co.jp)まで、ご連絡ください。」
という一文があるだけ。メールアドレスにもリンクが付いていないというのは、なるべくメール送って来ないで欲しいということなのか?
著作物の二次利用ガイドラインのページを見ると、申請はFAXでと書いてあるし、出来るだけリアルで大人が読んでやれとか書いてあるし、平成10年くらいの世界観のファンタジーかと一瞬・・・・
ウェブサイトから本を選んでクレカで簡単に使用料を払えるようにしといたら、出版社と著者にとっての新たな収益源になるんじゃないかと思う私がおかしいのか。これ、ユーザーインターフェイス/ユーザーエクスペリエンスという視点で見たら0点に近いデザインと思うんですが。
日本の出版社って頑なにといって良いくらい、消費者(今やCGMのクリエイターでもある)とのコミュニケーションは1対多で双方向は最低限、メディアは紙か電話かFAXまでってCRMを貫きますけど、何でですかね?