ウィキペディアの項目「アラトリステ(映画)」ノートが凄いことになっていました

東北新社さんから「最近またアラトリステの字幕について色々なことを書いた手紙が各種届いているんですが」という連絡がありました。

DVD版字幕については以前から元アニメ脚本家の杉原めぐみ氏が独自の主張を展開しておられまして、またあの人ですかと聞きましたら、名前は男性名でSで始まる名字が書かれていたり、匿名だったり、とのこと。

色々と調べてみたら、ウィキペディアのノートページが凄いことになっていました。ここが主戦場らしいのですが、他にもコメント依頼だの削除依頼だの戦線が拡大しており、面倒くさいから途中で見るの止めました。

論点も最初は杉原理論をウィキペディアに載せるかどうかだったのが、今や加藤の名前を載せるかどうかとか(載せなくて良いですそんなもん)、お前は何で俺をブロックするんだとか、もう記事ごと削除で良いんじゃないのかとか、とにかく加藤は死ねとか・・・斜め読みだから全部は拾えてないかもしれん。

とにかく熱い。素晴らしい。IPで書き込んでる人が沢山いて難しいですが、多分、このバトルをきっかけとしてアラトリステという作品を知った人も何人かはおられるんじゃないかと思える熱量です。ありがとうございます。

あの作品、映像の美しさと最後のテルシオ戦闘には根強いファンがいらっしゃいまして、「マスケティアーズ」で16-17世紀の西ヨーロッパのストリートファイトの二段展開(先込めピストルを持てるだけ持って突入して近距離の銃撃戦から、レイピアとマンゴーシュでの斬り合いに移行)の味をしめられた方には是非、ご覧になっていただきたいと思うわけですが、そういう意味でも何であれウェブ上で議論があるというのはSEOになりますからね。

いや、別にDVDがどれだけ売れようが私にはお金は入りませんが(監修料は定額でいただいておりますので)、どうせなら色々な人に見て欲しいじゃないですか。

ですから、議論大いに結構。独自の解釈もどんどん公開して欲しいです。もっとぶっ飛んだ解釈も期待したいな。

あとですね、DVDの字幕の著作権(著作者人格権に含まれる著作物の同一性保持権)をお持ちなのは翻訳者の佐藤さんなので、字幕を変える権利は私には無いですよ。そこだけ念のため注意喚起しておきます。

では、引き続きよろしくお願い致します。