男のレーティング

5巻8章もうすぐ終わります。クライマックスの舞台となるのはマドリードではなくエル・エスコリアル宮殿。マドリからちょっと西に行ったところにある、超巨大修道院兼宮殿ですね。主要な登場人物が8章と9章でエル・エスコリアル宮殿に集結することになります。

 いよいよ大団円が見えてきたところで、5巻での皆さんの活躍の度合いを軽くご紹介。


アラトリステ隊長
暴走度★★★★★ 男っぷり★★★☆
寸評:弟子にまで「頑固すぎ」と言われてしまいました。いきなり立ちションとかしちゃって変な見せ場を作ってくれましたが、その後も無茶ばっかりやってます。こいつに常識がカケラでもあったらこの騒ぎは無かった(笑)。最後は主人公らしく格好いい所も見せますが。

グアダルメディーナ伯爵
苦労度★★★★★ 男っぷり★★★★★
寸評:レギュラーキャラで一番酷い目に遭ったのはこの人かサルダーニャ警部補でしょう。中盤で美味しい見せ場が来ます。

ケベード氏
苦労度★★★★★ 男っぷり★★★★★
寸評:この人も暴走する親友の後始末で本当に苦労しました。強いて言えば後半の頭が見せ場になるかな?

イニゴ坊
苦労度★★★★★ 男っぷり★★★★★
寸評:要するに伯爵とケベ爺とイニ坊が暴走隊長の尻ぬぐいで右往左往する話だったのか? 今回に限って言えば例の彼女より隊長の方が疫病神だった気が・・・(しかも彼女と師匠にそれを見破られているし)。

カガフエゴ
苦労度★★ 男っぷり★★★★★
寸評:今回は美味しい所を持っていきました。

サルダーニャ警部補
苦労度★★★★★ 男っぷり★★★★★
寸評:グアダルメディーナ伯爵と並ぶ貧乏くじ王。彼の役回りはケロロ小隊で言えばギロロ伍長ですな。ということはケロロ軍曹がアラトリステ、タママ二等兵がイニゴ、クルル曹長がケベードですか。

マラテスタ師匠
勤勉度★★★★★ 文学度★★★★
寸評:前半にはロペ・デ・ベガやカルデロンも登場しますけど、一番文学的な台詞が多かったのはやはり師匠。しかもいつも通りの敵役も勤勉にこなし・・・・いや本当に今巻では良く働かれました。この後はしばし別荘に行かれるようですが、6巻で元気な師匠に再会出来る日を楽しみにしております。