昨日の夜は、米田淳一さんの天籟日記二次創作小説のプロットのブレストをした。
最初の米田さんの案だと時期的に合わない事件が出てきている部分があったので、少しだけシチュエーションを手直し。
オーストリア南部鉄道の路線図を見ながら、こういう事件ならここで起きると面白くないですかという相談もして、いよいよ天籟ワールドに装甲列車が出現する。
今までかっちり書き込んだもの、ほのぼのしたもの、どたばたものと二次が展開してきた「天籟日記」ワールドだけど、次はSF+鉄オタ+軍オタの趣味全開になりそう。
「天籟日記」公式ページに出ている二次創作ガイドラインを読めばわかるけど、結構何をやっても許される枠組み。何故そうしているのか。答えは簡単。前にも書いたけど、読者の想像力と創造力をどれだけ巻き上げて、創り手側に巻き込むかを考えているから。
そういえば、昨日のサイエンスに出たこの記事にこんな一節があった。
“We think of the ability for humans to make a story, a narrative scene, as one of the last steps of human cognition,” says the study’s lead author, Maxime Aubert, an archaeologist at Griffith University in Nathan, Australia. “This is the oldest rock art in the world and all of the key aspects of modern cognition are there.”
物語を作る能力こそ現生人類の証だと。だからみんな、どんどん作ると良いよ。物語を。
44000年前のインドネシアにいた誰かも、今を生きる我々も、物語の作り手。歌を歌える動物は沢山いるし、道具を作ったり使ったりする動物もいる。でも、物語を語り、共有出来る動物は、知られている限りは現生人類だけ。
だから、悩んでるヒマがあったらエディターを立ち上げろ。
1行でも良いから書け。10文字でも良いから書け。
君は小説家だ。