愛知トリエンナーレ「表現の不自由展・その後」の中の人たちも案外、俗っぽい振る舞いをしてたのね

長文かつ載せられる情報は全部ぶち込んだインタビューなので、情報が整理されていなくて読みづらいことこの上無いが、以下の3点は重要だと思いました。

一言で言えば、「表現の不自由展」の作家やキュレーターも、誠実さという点ではちょっとどうかという振る舞いがあるということなんですが、そこは私は全然驚きません。表では格好いいこと言いつつ裏では汚い駆け引きをしたり、都合次第で言うことが変わったり、他人を攻撃して自分の浮力を増そうとしたり。作家も大学教授もそんなの当たり前にやるもんなんで。

1) 昭和天皇の写真を燃やす動画は、元々は展示されないはずだった(「検閲された」というヒストリーが無いから)が、開幕直前になって作家サイドが「これも出してくれないなら自分の作品全部を引っ込める」という脅しをかけてきたので、津田大介が妥協して認めたもの。

2) いわゆる少女像が問題になり始めてから、表現の不自由展に出展している別の作家が「少女像はアートではなく工芸なのに、自分の作品を一緒に並べられたのは疑問」と発言しだした。しかし2015年のオリジナルの展示会でも両者の作品は一緒に展示されている。

3) 「表現の不自由展」キュレーターの一人、小倉利丸が、脅迫が届いた後の事務局の捜査対応を「サボタージュだ」と攻撃していたが、実際には警察がネット犯罪のスキルが無いので被害届を出されたくなくて(検挙率が下がるから)グダグダしていた模様。

直前になってからの抱合せ展示を要求するというのはね、いや、いっぱいいますよそんな連中。
イベントの準備が終盤を迎えて、もう今から大きな変更は無理って段階で、運営側の足元を見て無茶を言い出す人ね。
いくらでもいる。思い出したくもないくらいいっぱい出会ってきた。だから驚かない。

ただし、個人的にはそういう人は大嫌い。汚いと思うよ。