仮面ライダービルド29話「開幕のベルが鳴る」はグレンラガン26話「行くぜダチ公」に比肩する

仮面ライダービルド29話。既に4度も見てしまいました。

毎回凄い展開があるビルドですが、この回は凄すぎでしたね。冒頭の第九とパンドラタワーはエヴァンゲリオンへのオマージュ全開でしたし。でも白眉は何と言っても後半。
荒野に立つ三羽ガラスの墓標の前でカズミンを待っていた万丈。そこからカメラワークも役者さんたちの演技も完全にゾーンに入っていきます。
バックパックを万丈にぶつけながらぶっきらぼうに仲間たちへの思いを語るカズミン。
そのカズミンに泣きそうな表情で、一人で死にに行かないでくれと訴えるyoutuberモードのみーたん。
そして必ずや伝説になるあのシーンが始まる。
戦兎「俺は敵も味方も死なせないと言った…愛と平和を掲げて闘うと誓った。それはキレイゴトかもしれない…幻想かもしれない。それでも俺はお前も、お前たちの仲間がいる北都も、みんなを守って戦いたいんだ。」
カズミン「お前の戯言に付き合う気はねえ・・・でも、みーたんにお願いされちまったからなっ!」
ここからビルドのバックトスでフルボトルがグリスのツインブレーカーに収まり、エンジンブロスをグリスが撃破。リモコンブロスがヘルブロスにパワーアップ。
ビルド「一海!」
グリス「倒すぞ・・・・一緒に。お前らの力も借りるぞ・・・」
グリスの掌には三羽ガラスのフルボトル。ツインブレーカーに2本、スクラッシュドライバーに1本を挿入するグリス!
そして二人でヘルブロスと撃ち合った瞬間、三羽ガラスの幻が現れて、一海と戦兎の背中を笑顔で押し出す。戦兎の背中を押しているのは、戦兎が殺してしまった青羽! 戸惑う戦兎と対象的に、一海はニヤリと笑って・・・ヘルブロス撃破! ビルドとグリスは前を向いたまま、拳をぶつけ合う、と。
ここまで、何度見ても凄い。全てが完璧。
グレンラガン26話の多元宇宙迷宮のシーンの後半、カミナの「失くしちまったのか、ドリル」から、シモンの「行くぜ! ダチ公!」までと同じレベルですよ。そう思いますよ。