デザイア・パスと公園設計

公園や大学や病院の敷地の中に自然に生まれる小道「デザイア・パス(Desire Path)」について語ったTEDの動画。
稲城の公園にも沢山あります。
城山公園の芝生広場はデザイア・パスをなんとしても通そうとする市民と、これを絶対に阻止しようとする管理者(いなぎグリーンウェルネス財団)の長年の攻防の結果、グリーンウェルネス財団がデザイア・パスの入り口に竹で作った万里の長城みたいな生け垣を長々と構築することで、一旦はグリーンウェルネス財団の勝利に終わりました。
しかし結果として芝生広場で遊ぶ人は激減しました。空間が公園の他の部分から隔絶されちゃってるから。
稲城中央公園の大型複合遊具前でもデザイア・パスを通そうとする市民とこれを阻止しようとするグリーンウェルネス財団の戦いは長年続いています。
何故、人々の自然な欲求に沿った、そして危険でもないデザイア・パスをグリーンウェルネス財団が潰そうとするのか。
昨日紹介したお台場の公園の不快な不幸のベンチも然りですが、土木系公務員と(2流以下の)ランドスケープ・デザイナーが目指しているのは、リアルな利用者とその快適さではなく、パースに描かれた架空の公園をリアルに再現することだからとしか考えられません。
私のフェイスブック、密かに読んでおられる稲城市役所の中の方は想像以上に多いことが最近明らかになったので、優秀なる稲城市職員の方々はデザイア・パスを速やかにまちづくりに活かして下さることを予報しておきます。
公園だけでなく、ね。アタマ使おう。アタマの使い方がわからなければメール下さい。
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この左手のエリアがグリーンウェルネス財団が、市民よりも大事な何かを必死で守ろうとしている芝生広場。

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