今こそ匿名ブログが見直されるべき

今年度の写真文化論でもインスタグラムはかなり大きなトピックでしたし、三文ライターが「フェイスブックは終わった」という結論から逆算して定期的にアップするテックビジネス系ブログでも、ハイティーンは文章なんか書くのは面倒くさいからインスタやスナップチャットなど画像系ライトSNSをメインにしているから、これからはインスタマーケティングですよお客さん・・・とかのアホな論旨になっております。

はい、たしかにインスタは流行っています。これからも定番SNSの一つであり続けると思います。画像+一言コメント+LIKEで出来ているインスタが最も気軽に使える選択肢であることは論を俟ちません。殆ど何も考える必要無いですし、画像にはきついツッコミもクソリプも(ヤバイ画像を上げない限り)飛んできません。

とはいえね。

(ここからは推測ですよ)

おそらく、本当はもっともっと文章を書きたい人っているんじゃないですか? 世の中には私みたいに首から下が勝手に文章を書き続けてしまう自動書記人間みたいなのもおりますし、私みたいに自分のことを書くのに躊躇が無い露出狂ブロガーもおりますが、そういう異常な領域の10メートルくらい手前に、本当はもっと色々書きたいんだけど、色々書く人が周囲からどう見えるかはあの加藤というおっちゃんの毎日をウォッチしていればわかる。ああいう目で見られるのはさすがに自分にはキツイ。でも・・・書きたい。

という人って、若干名は居るのではないかと最近考えているのです。

リアルの友達にどう思われるのかとか考えると、書けない。でも書きたい。

そういう人は、時間を10年巻き戻してみましょう。もう終わったはずのあのオールドメディアです。匿名ブログです。10年前には大流行だったやつです。今さらと言わず、あの枯れたメディアをこっそりと再利用してみたら良いと思います。自分のTWアカウントやFBアカウントと紐付けなければ、そして迂闊なアカウント名を使わなければ、誰にもバレないですから。

Tumblrなんかフリーだし広告出ないしデザイン色々あるし、お薦めですよ。

書きたいのなら書いた方が良い。誰にも読まれなくても。私のヤフーブログだって1日平均PVは40くらいです。